トップへ
 環境デザインのたしなみ > 環境デザインの領域 > 広場・公園のデザイン

 広場・公園のデザインとは

 広場・公園のデザインを行う上で、知っていてほしい基礎的な知識を「ランドスケープアーキテクトになる本」という文献の中からご紹介します。

  (出典:ランドスケープアーキテクトになる本、RLAガイドブック出版の会、成隆出版)
※1 緑文字での表記は上記文献・サイトからの引用物を示す

 ランドスケープアーキテクトという職能 −その魅力について

1−記憶に残る仕事

 どこかの総合建設会社のテレビコマーシャルに出てくるコピーに「地図に残る仕事」というのがあったと思います。道路や橋梁、ダムや港湾、大規模な建築物などを建設することを通じて、国土に物理的なかたちを刻みこんでいく、そして、それらが地図の中に記号化され、固有名詞が与えられる、そんな仕事のことです。そこに人々は、ある種のロマンティシズムと魅力を感じるものだ、ということなのでしょう。
私たちランドスケープアーキテクトの仕事にも、もちろんそのような側面があります。しかしそれ以上に魅力的なことは、私たちの仕事の残るところが地図だけではなく、人々の記憶の中にもある、ということではないでしょうか。美しい風景、荘厳な風景、心安らぐ風景にであった時の感動は、一生を通じてその人の記憶の中にとどまります。時を経て、その風景がかわってしまったとしても、その人の記憶の中で生き続けているのです。つまり、ランドスケープアーキテクトの仕事は、その風景を目にした人の記憶との間に一対一の関係を結ぶことになり、その人の数だけ様々な風景の記憶が生成されることを意味します。
ランドスケープアーキテクトの仕事にみられるようなこのような特徴と魅力は、やはり土地を拠り所として、土地の声を聴くことからスタートするという、この職能の固有のポジショニングに由来するものでしょう。この場合の土地には、緑や生き物といった即物的な自然はもとより、それを支える環境のすべてを含んでいます。もちろん、人間の生活やそのために必要な生活活動の場という意味も含まれています。そして、土地には人間の営為が歴史文化や伝統として蓄積されています。
私たちの仕事は、このような土地を土台に自然と人の営為の間に発生する様々な事象を対象として、そこに創造的な関係をうちたて、それを物理的な空間や景観として表現していくことになります。ですから、私たちの仕事が紡ぎ出す記憶とは、人の記憶であると同時に土地そのものの記憶でもあるのです。

2−自然に寄り添う

 ランドスケープアーキテクトは、すぐれて近代的な職能です。もちろん、近代以前にも似たような職能はありました。庭造りを生業とする人たちです。しかし、近代にはいって人が膨大な技術力を手にすると、自然と人為の力関係が逆転しました。自然に対して人為が優位となる関係が確立したところから、この職能の持つ意味がクローズアップされることになったといえるでしょう。それは、自然との間合いをはかりながら、そこに人の営為を審美的に表現する機会を獲得したことを意味します。自然をそのまま模倣したり、自然を制圧したりすることとは本質的に異なる態度や価値観をもとに、自然との関係を文化として表現できる可能性に気づいたことになるでしょう。
しかし、自然との間合いの取り方というものには、やはり、その国や地域の歴史や風土に根ざした自然観のようなものが色濃く反映されているものです。特に欧米文化圏と日本の間には、なかなか言葉では表現しえない、しかしながら厳然とした差異が存在するように思います。その違いを一言でいえば、自然と向き合うか、自然に寄り添うか、の違いではないでしょうか。前者では、自然と人間は対峙する位置関係にあり、その間合いは、人がどこまで自然の側に介入するかによってはかられます。開発とは人が前に出て自然との間合いを詰めること、保護とは人が退いて自然との間合いをあけることを意味します。一方、後者では、自然と人間は並列する位置関係にあり、その間合いは、人がどこまで自然の営みに同調するかによってはかられます。そこでは、開発か保護かという二元論を超えて、時と場所によって付かず離れず関係が成立します。ここであえて人の役割を定義するとすれば、それは、自然が自然らしくあるための介添え役ということになるかもしれません。
いうまでもなく、前者が欧米において、そして後者が日本において、それぞれ培われてきた自然との間合いのはかり方、ということになるでしょう。自ずと、その間合いにおける創意の表現や発現のありようも違ってきて当然だと思います。同じ肩書きと社会的な位置づけを与えられていながら、こうした差異が存在し、それでいてお互いを認めあうことのできる多様性を内包しているところにも、この職能の魅力があると思います。

3−時代の先端をいく

 自然と並列的な位置に寄り添うことによって自然との間合いをはかり、そこに魅力的な空間や景観を創出するという職能は、実は、ある意味で時代の先端をいくものではないかと思うことがよくあります。グローバルスケールで深刻化する環境問題の解決に対して、私たちの職能が直接的な貢献をなすことができるとしても、その範囲や効果は限定的なものにとどまらざるをえないでしょう。しかし、自然に寄り添うという態度そのものは、環境問題の解決にむけて人がとるべき最も基本的なスタンスを象徴しているものです。バランスを失した自然の回復をサポートするという立場が要求されている現代において、同じ価値を共有する多くの職能がめざすべき方向に、明確で具体的な環境像を提示するという役割が、ランドスケープアーキテクトには期待されていると感じられるのです。
現代では、エコロジーという語によって非常に幅広い意味が表現されています。それらは、地球環境に対する倫理観を説くものから、再生可能な自然エネルギーや素材に関わる即物的な技術開発に関するものまで実に多様です。環境や景観のデザインやプランニングに関わるエコロジーの意味もまた多様なものとなっているようですが、現在までのところ、明確なスタイルを伴うものではないために、混乱を招くこともあるでしょう。
このような状況に対して、エコロジカルなランドスケープとは、これまでのように物理的に明確な形態を伴う様式であるべきなのか、ということも問われているように思われます。物理的な形態ではなく、エコロジカルに安定的な環境が維持されるしくみや、そこに至るプロセスこそが、デザインやプランニングの目標であるという動態的な思考も意識されはじめているのではないでしょうか。デザインに関していえば、これはかなり先端的な試みになる可能性をもっています。ここにも、この職能の魅力と将来性を見いだすことができそうです。

4−協働する職能

 さて、このような魅力のあるランドスケープアーキテクトの職能には、もうひとつの大事な特徴があります。それは、私たちが携わるプランニングやデザインの仕事が、様々な「関係」のうえになりたっているということです。たとえば、ランドスケープのデザインでは、景観の前景になるものと背景になるもの、すでに存在するものと新たに付加されるもの、建築と自然、などを関係づけることがデザインの基調になっています。このことはプランニングにおいても同様で、地域の土地利用や景観に関わる計画や生態系の保全に関わる計画などは、様々な要素や要因の間の関係を調整するために必要な措置をプログラミングすることが主な内容になります。
「関係」のデザインやプランニングでは、隣接する様々な分野の専門家と協働(Collaboration)することが前提になります。建築、都市計画、土木、照明、グラフィックをはじめ、植物学や生態学などの専門家とのコラボレーションは、すでにあたりまえのことになっています。さらには、施工者との協働、住民参加を介した市民、つまり最終的なクライアントでありエンドユーザーである立場の人々との協働もあります。こうした様々な分野や立場の人々との協働をきっかけとして、この職能の存在が認知され、社会の中に浸透していくことになります。そして、ランドスケープアーキテクトの活躍の場がどんどん広がりをみせ、同時に職能そのものの進化を促すことになるのではないでしょうか。

5−GIFT FOR THE SOCIETY

 ランドスケープは、自然との間合いをはかりながら土地の上に描かれた人の営為の視覚像です。それは、人が土地の上に引いた便宜的な境界線のようなものを超えてひろがります。ですから、ランドスケープのデザインやプランニングでは、結果として立ち現れる景観や空間の中に、広い意味での公共性というものが常に意識されていなければならないでしょう。国や地方自治体などが設置したり管理したりする領域だけに想定されている狭い意味での公共性だけを考慮しているようでは不十分だということです。事実、民間企業や個人が所有していたり、管理していたりする空間にも、極めて高い公共性が認められることが多くなっています。逆に、公的な所有や管理になる領域にも、特定の個人や法人にとっての特別な意味が発生していることもあるのです。現代では公共性の意味が進化しているといえるでしょう。
私たちランドスケープアーキテクトには、この進化しつつある公共性について深く考え、そこに自らの創意の発露を求めていくことが要請されています。そのうえに創出される優れた景観や空間、それらが一体となりつつエコロジカルにも安定した環境は、幾世代にもわたって継承される価値を持った社会の資産となります。それはとりもなおさず、私たちが様々な職能の専門家と協働して用意することのできる、社会への贈り物 Gift for The Society にほかなりません。ランドスケープアーキテクトという職能には、このようなクリエイティブな行為に参画することを通じて、専門的な知識や技能を駆使しつつ自律的に活動するプロフェッショナルとしての自己実現を達成するための、ひとつの機会が提供されているのだと思っています。

(執筆:宮城俊作)

 

 計画原論

 ランドスケープアーキテクトの仕事は、公共施設で厚利公園の整備や道路・河川等の環境整備から、民有地である住宅地・商業業務施設・工場等の緑化、樹林地や山林等の保全・再生、さらには都市・地域レベルでの緑の保全・創出や環境整備、緑地のネットワーク形成、景観形成等の幅広い領域に及びます。ランドスケープアーキテクトがこれらの業務に適切に対応していくためには、その共通基盤となるランドスケープの特徴や公園・緑地計画の思想、計画・設計作業の手順と内容、ランドスケープに関する制度・しくみなどを深く理解し、計画・設計に反映させていくことが求められます。

 

 自然的側面

 土地や空間をデザインする上で、自然の要素を主たる対象物として扱うことが、ランドスケープアーキテクトと土木技術者・建築設計者の大きな相違点です。したがって、ランドスケープアーキテクトには、緑・水・土地等の自然の要素を「命ある素材」として活用するデザイン能力と、生態学的原理に基づく土地利用や生態系の構造・機能を活かした環境デザイン能力が求められます。このように、自然的側面に関わる項目はランドスケープアーキテクトの骨格となる部分であり、業務を進める上で最も重要な技術となるものです。

 

 歴史・文化・社会的側面

 ランドスケープアーキテクトは、その業務において蓄積してきたデザイン力を最大限に発揮しながら、社会的課題の解決や時代のニーズに結びつく成果を提供していくことが求められます。
歴史・文化・社会的側面では、ランドスケープにおけるデザインの原点ともいえる国内外の公園や伝統的な庭園に関する歴史・様式等の知識と、ランドスケープに関わりの深い社会的テーマや注目されている問題等に関する知識が問われます。

 

 植物・植栽

 ランドスケープにおける「植物」はランドスケープ空間を構成する基本的要素であり、「植栽」は様々な植物を用いて快適で美しい空間をデザインする計画・設計技術です。
この分野では、植物の知識として、造園樹木や地被類等の一般的な知識とともに、植物の生理・機能・特性についての知識が問われます。また、植物を育てる環境として土壌や植栽基盤の一般的な知識、植栽基盤の改良技術の知識も必要です。
植栽の技術に関する知識では、植栽設計における配植や樹種選定など配植デザイン技法が問われます。さらに、植物の空間をつくる施工技術や、植栽空間の管理手法についても知っておく必要があります。

 植栽設計とは、敷地が持つ特性を読み取り、設計上求められる諸々の機能を満たす、または改善する緑を配置する技術です。植物は人々の生活に潤いを与えるだけでなく、環境改善としての防風、防潮、防火、防音などの緩衝機能や微気象の緩和などの役割を担うなど、人間を取り巻く環境の持続性の質のコントロールに大きな役割を果たします。ランドスケープアーキテクトは、このような植物材料を扱う重要な立場にあるといえます。既存の緑を保存・活用することを考えるとともに、新たに植物を配植し、管理育成することについても検討します。さらに植物の生態特性、形や色あるいは感触(テクスチャー)などの景観特性を把握し、植物が人に与える効果や影響を考慮して、生育環境条件に適した種類を選び、あるいは目的とする植物に適した環境を整えます。
そのために、対象地域の植生・気候などなどの自然的特性や、周辺の開発事業や土地利用に関わる社会的特性、そのほか人文歴史的特性や景観的特性などを読み取り、いかに現状の環境の質の改善を図るべきか考えるところから植栽設計の作業が始まります。

 

 ランドスケープ関連施設・材料

 ランドスケープ空間では、各施設がそれぞれの役割を果たし、また相互に連携して人々の安全・快適な利用や良好な環境を支えています。
ランドスケープ関連施設は、良好な環境や空間の創造に向けて導入するすべての施設が対象となり、その種類は広範囲にわたります。また、施設を形づくる材料も、機能、目的、景観にあわせて多くの素材が活用されます。
これらの施設は、環境づくりにおいて必ず導入されるものであり、その役割と特徴を踏まえた適正な設計が求められます。

 

 造成・排水

 ランドスケープの計画・設計対象となる土地は、丘陵地・大地・谷戸地・低地・急傾斜地・緩斜面地・平坦地等の多様な空間単位から構成されます。それぞれの場所ごとに土地の歴史が刻まれ、風景が形成されており、自然的な環境を備えた場所も多くみられます。
造成・排水は、こうしたランドスケープ空間の基盤をなす大地の形をデザインすることにより、環境や景観に配慮した安全・快適で利用しやすい土地を生み出すとともに、その土地を安定的に維持するための設計技術です。
したがって、この分野では土木技術的な合理性と機能性の追求に加えて、環境面や景観面への配慮が求められます。
さらには、これらを含む造成・排水の技術的思考・工法・関連技術用語等についての幅広い知識が問われます。
また、近年では局地的豪雨が各地で頻発しており、雨水排水については流出先河川との関係を含めた広域的視点からの配慮が強く求められています。

 ランドスケープデザインの骨格を支えているのは「大地のデザイン」であり、計画地の地形に代表される空間特性を読み取り、意図する空間デザインの基盤を造る造成計画が重要になります。一方、その地形に成立する水循環は生命の基盤となります。地表面での水の収支としては、表面排水、蒸散、浸透に分類され、排水設計においては、新たに計画される表面排水の適切な処理とともに、蒸散効果によるヒートアイランド現象の緩和、雨水の浸透による自然の水循環の保全などに配慮することが大切です。

 

 土地利用ダイヤグラム

 「土地利用ダイヤグラム」とは、土地(=自然)の持つ有限な資源を、人間社会に取り込みつつ持続的に活用するための戦略であり、環境条件と計画条件の複雑な関係を明快な図表にまとめることで、プロジェクトの基本方針を示すものです。いわば人間という生物とその多様な活動を、土地の条件に応じて「棲み分け」させる技術です。地形・生態系の保全、水循環、エネルギー負荷の軽減、歴史文化、コミュニティ、バリアフリー等に配慮しつつ、与えられた土地利用プログラムを計画地に組み込み、それらの空間構成要素が調和した感性的な「景観」の保全、もしくは新たに創造する能力が問われます。具体的には、対象となる地形図をベースにゾーニング、動線、景観の計画を模式的な図形(ダイヤグラム)を用いて表現します。

 

 敷地計画

 敷地計画とは、敷地が持つ特性を読み取りながら、計画において求められる機能をうまく調和させて配置する技法であり、その複合的な検討結果を端的に図として表現したものが「敷地計画図」です。敷地の諸特性は、地形や植生・気候などの自然的特性や、周辺開発やインフラにかかわる社会的特性、その他人文歴史特性や景観的特性など、多様かつ複合的です。一方、計画において求められる機能も多岐にわたります。「敷地計画図」をきちんと描けるということは、ランドスケープアーキテクトとしてのこれからの複雑な問題を解明するための「整理」と「試行」を進めることができることであり、最終的にはその結果を第三者にきちんと「伝達」できることの証しといえるでしょう。

 

 聞きなれないかもしれませんが、「登録ランドスケープアーキテクト」という資格があります。国家資格ではありませんが、建築でいう建築士のようなものです。広場・公園・ランドスケープのデザインを行う中心的な存在といえるでしょう。
ご紹介したのは、この試験のためのガイドブックからの引用です。広場・公園・ランドスケープのデザインを深めたい方には、この資格の取得を目指してみることでより深くランドスケープデザインを学ぶことができるので、おすすめの資格かもしれません。

top

 デザインする対象物

 広場・公園・ランドスケープのデザインにおいて、デザインする対象物を整理すると、おおむね以下のようになります。

(出典:写真はウィキペディア、文章はウィキペディアをもとに必要に応じて加筆)

大分類 小分類 広場・公園・ランドスケープの概要
広場 都市において主として多くの人が集まるために設けられた、広く平らな場所。市場・教会・宮殿前の広場、交通広場、駅前広場、橋詰広場などがある。
公園 公衆が憩いまたは遊びを楽しむために公開された場所。公共性の高い団体・組織によって供され運営されることが多い。対象となる場所は目的に適ったように整備されるが、元々の自然状態を保つことが優先される場合もある。
緑地 交通や建物など特定の用途によって占有されない空地を空地のまま存続させることを目的に確保した土地。

庭園

見て、歩いて楽しむために、樹木を植えたり、噴水・花壇を作ったりなど、人工的に整備された施設。日本では、自然を模して川・池・築山などが作られ、木や草が植えられているものもある。
建物の外構 居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す名称。それには門、車庫、カーポート、土間、アプローチ、塀、柵、垣根、などの構造物、それに植栽、物置、また後述する関連品も含まれる。

屋上・
壁面・
人工地盤
緑化

建築物の断熱性や景観の向上などを目的として、屋根や屋上、外壁、人工地盤上に植物を植え緑化すること。

top

 デザイン活動の場

 広場・公園・ランドスケープのデザインにおけるデザイン活動の場は、公園に関わる行政、土木技術者、ランドスケープアーキテクト、造園家などが中心となります。代表的なデザイン活動の場をいくつか挙げてみましょう。

  • 国、県、市町村の行政機関(主に道路局、建設局など)
  • 公園計画・公園設計を行う建設コンサルタント
  • 土木・ランドスケープなどのデザイン事務所
  • 造園事務所
  • 外構のデザインを行う建築事務所
  • 造園・土木分野の造園会社や建設会社

など。

広場・公園・ランドスケープのデザインの歴史は、庭園づくりを原点とするならば、飛鳥時代までもさかのぼることができるかもしれません。それだけの永い歴史を有しているため、デザイナーの質と人材には他の領域よりも一歩も二歩も先を行っている感があります。
近年では、ランドスケープアーキテクトという職能も確立されはじめています。デザイン活動をする場としては、他の領域に比べてやりがいや広がりが感じられる領域かもしれません。

top

環境デザインとは > 求められる社会的背景     環境デザインの領域 > 道のデザイン
 
 IF Design All Rights Reserved