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ワークショップとの出会い

ワークショップ事例のご紹介

ワークショップ Q&A

用語集

参加のデザインの三要素

住民参加で大切にしたい基本姿勢

住民参加プログラム作成の基本的考え方

住民参加の企画・運営にあたって・・・12のヒント

住民参加の現場から得られた経験則

ワークショップの七つ道具

参考図書

 ワークショップとの出会い

 当時、千葉大学で教鞭をとられていた遠藤安弘先生(元愛知産業大学教授)の講義を受け、ワークショップを通してコーポラティブウスづくりを行ってきた事例に感銘を受けたのが始まりです。そで、デザイナーとしての自己表現のみに終始するばかりではなく、使い手のニーズを引き出し、形にしていくデザイン手法もあることに気づかされました。

 ワークショップとは、「何かについてアイデアを出し合い意思決定をする集まりで、会議の一種(参加のデザイン道具箱、世田谷まちづくりセンター著)」であると定義づけられています。ご存知のように、上手に行えば、使い手の思いに耳を傾ける絶好の機会となり、デザインを行う上でのアイデアやソースを得ることができる貴重な会議となりえます。

 最近は「ワークショップ」という言葉があちこちで聞かれるようになり、それなりに認知度も高まってきたように思います。しかし、分かっているようでいてよく分からない、という方もかなり多いはず。かくいう私たちも・・・
それでも、それなりにワークショップの場数を踏んでいる私たちがわかったことのひとつは

「自分たちが心からワークショップを楽しめば、参加者の方々も乗せられて楽しくなってくる」

ということです。(もちろん、ひとりよがりの自己満足であってはいけませんが)
ワークショップを楽しむためには、「ワークショップとは何か」ということをしっかりと理解することも大切です。このページでは、理解するための簡単な豆知識やこれまでに私たちが行ってきたワークショップ事例などをご紹介します。

 ここでご紹介するワークショップ豆知識は、以下の文献から引用して作成しました。ここでは、それぞれの書籍の一部を抜粋していますので、より詳細な内容をお知りになりたい方は、それぞれの文献からご確認ください。

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱:世田谷まちづくりセンター、1993.8
・参加のデザイン道具箱 PART-2:世田谷まちづくりセンター、1996.3
・未知普請ワークショップ(車座集会)指針(案):国土交通省中部地方整備局 倶楽部「未知普請」、2003.5

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 ワークショップ事例のご紹介

 これまで、私たちが関わってきたワークショップ事例のいくつかをご紹介します。

ワークショップ事例
内 容

●まちなか景観づくり

 地域が世界遺産登録されたことを契機に多くの観光客が見込まれる状況を踏まえて、まちの有志が集まり、まちなか景観が今後どうあるべきかを検討するためのワークショップを行いました。

参加メンバー:まちなかに住む地域住民の方 約30名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:まちなか景観の整備イメージの策定
実施回数:全5回

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●公園づくり

 公園設計を行うにあたり、住民の意見を取り入れ、より愛着の持てる公園をつくるために、住民参加形式のワークショップを行うこととしました。住民同士で自由に意見交換して納得のいく公園をつくることで、完成後の維持管理も含め公園を大切にして頂くことを目的としています。また、ワークショップを通して住民同士の交流を深めて頂く事も、重要な目的のひとつです。

参加メンバー:公園予定地の周辺に住む地域住民の方 約25名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:街区公園の基本計画
実施回数:全3回

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●駅前広場づくり

 駅前広場の基本構想を作成するにあたり、町民の意見を駅前広場整備に取入れるため、幅広い年齢層の方から参加者を募り、ワークショップという活動を通して町の駅前広場を描くことを試みました。

参加メンバー:公募により集まった地域住民の方 約20名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:駅前広場の基本構想
実施回数:全6回

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●街路づくり

 街路の電柱を地中化する工事を行うことがきっかけとなり、歩道空間を現在にニーズに合わせて再生させるための計画を、沿道住民が中心となったワークショップを通して策定しました。

参加メンバー:沿道住民の方 約30名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:歩道空間の再生計画
実施回数:全8回

もっと詳しく (PDF 2.1MB)

●ビオトープ池づくり

 新しく建設する公共の町民交流施設の敷地内に、町民参加型でビオトープ池を計画し、できるところは自分たちの手で施工をするワークショップを行いました。


参加メンバー:公募による町民の方 約50名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:ビオトープ池の計画と施工
実施回数:全4回

もっと詳しく (映像・音声あり 4分50秒)

●橋づくり

 ビオトープ池と同じく町民交流施設の敷地内に、町民の方々の協力のもと、ペットボトルの廃材を回収し、再利用して橋をつくるためのワークショップを行いました。

参加メンバー:公募による町民の方 約400名
事務局構成:行政、コンサルタント
ワークショップの到達目標:ペットボトルを再利用した軽量ブロックづくり
実施回数:ペットボトル回収は一定期間、ワークショップ1回

もっと詳しく (PDF 0.9MB)

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 ワークショップ Q&A

 ワークショップに関するQ&Aをご紹介します。

<引用させていただいた文献>
  ・参加のデザイン道具箱:世田谷まちづくりセンター、1993.8

1 ワークショップってイベントの一種ですか?

2 ファシリテーターとは何をする人ですか?

3 ワークショップのプログラムづくりとは、ある結論に導く方法を考えることですか?

4 ワークショップの目標づくりとは何ですか?

5  30人集まってワークショップをしても、それは一部の意見ではないですか?

6 住民参加の計画やデザインにおける専門技術者の役割は何ですか?

7 住民参加では、質の高いデザインが達成されないと思いますが?

8  ワークショップは、世田谷のような意識の高い地域だからできるのではないですか?

9 どういうスケールの計画まで住民参加でおこなえるのですか?

10 ワークショップを企画したいと思ったら、始めに誰に何を相談すればよいのですか?

11 参加者はどのようにして集めればよいのですか?

12 ワークショップの準備には、どのぐらいの作業が必要になりますか?

13 ワークショップを運営するのにスタッフはどれ位必要ですか?

14 利害の対立する参加者の意見はどのように扱われますか?

15 グループ毎に作り上げられたアイデアは、どのようにして一つにまとめられていくのですか?

16 ワークショップでは、グループに分かれて話し合ったり作業することが多いのは何故ですか? グループを作る上で工夫すべきことはありますか?

17 こうした手法は、施設の管理や運営にも生かされていくのでしょうか?

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 用 語 集

 ワークショップ関連で用いられている用語集をご紹介します。

<引用させていただいた文献>
  ・未知普請ワークショップ(車座集会)指針(案):国土交通省中部地方整備局 倶楽部「未知普請」、2003.5

【ア行】
アイスプレイク
アドバイザー
オープンハウス
オブザーバー(傍観者)

【カ行】
協働(パートナーシップ)
合意形成
コーディネーター

【サ行】
サイレントマジョリティ
参加の梯子
住民参加の形態と特徴
ステークホルダー

【タ行】
第三者機関
対話型行政
デザインゲーム

【ナ行】
ノミナル・グループ・プロセス

【ハ行】
パネルディスカッション
ファシリテーショングラフィック
ファシリテーター
ブレーンストーミング

【マ行】

【ヤ行】

【ラ行】

【ワ行】
ワークショップ

【A〜Z】
KJ法
PI (パブリック・インボルブメント)

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 参加のデザインの三要素

 誰もが最初から自由な雰囲気の中で発言でき、しかも限られた時間の中でも成果を生み出せる集まりを持つことが必要とされています。このような場をどうつくるのかを考えるのが「参加のデザイン」です。
参加のデザインの三要素は以下の3つに整理できます。(図をクリックすると詳しい内容がご覧になれます)

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱:世田谷まちづくりセンター、1993.8

参加のデザインの三要素

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 住民参加で大切にしたい基本姿勢

 住民参加を実践するうえで何よりも大切なのは、ワークショップをはじめとする手法ではなく、どういうところに住民参加の意義を求め、何のために行うのかという基本的姿勢ではないでしょうか。
そのような姿勢の違いによっては、同じワークショップの手法でも全く違った結果を生み出すものです。
その、住民参加で大切にしたい基本姿勢とは・・・

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱 PART-2:世田谷まちづくりセンター、1996.3

 1.立場をこえて互いに学びあえる関係をつくろう
 2.参加者の自己実現をサポートしよう
 3.参加の場で決められることをたくさんつくろう
 4.みんなで一緒に行う共同作業の機会を多くつくろう
 5.対立する意見や価値観を創造の源と考えよう

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 住民参加プログラム作成の基本的考え方

 公共事業における住民参加のプログラムを企画するということは、事業の意思決定プロセスの中に、地域に暮らす住民の意見や判断を反映させる道筋を考え、その進め方や実施方法を組み立てることです。
プログラムを考える基本的流れは、次のとおりです。(図をクリックすると詳しい内容がご覧になれます)

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱 PART-2:世田谷まちづくりセンター、1996.3

プログラム作成の流れ

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 住民参加の企画・運営にあたって・・・12のヒント

 住民参加を企画・運営するにあたってのヒントとして、いくつかの方法や留意点をまとめてみました。

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱 PART-2:世田谷まちづくりセンター、1996.3

 1.目標づくりの意義
 2.計画策定プロセスにおけるさまざまな意思決定
 3.ヒアリングの準備と実際
 4.参加のプロセスの典型的モデル
 5・ワークショップの一般的構成
 6.グループ作業の方法
 7.住民参加会議の具体的検討項目
 8.住民参加会議の事前の準備
 9.住民参加会議がはじまる前のチェックポイント
 10.住民参加会議がはじまって・・・いくつかの留意点
 11.住民参加会議のニュース
 12.会議の不満な要素

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 住民参加の現場から得られた経験則

 住民参加を企画・運営するためには、住民参加の現場で実際に何が予想され、あるいは期待できるのかということを、あらかじめ知っておくことが必要です。
ここでは、今までの住民参加の実践現場から得られた経験則についていくつかご紹介します。

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱 PART-2:世田谷まちづくりセンター、1996.3

 1.住民参加の結果をどう反映するかが参加者の最初の関心事
 2.事業への関心の持ち方は人それぞれに異なること
 3.参加手法は、参加対象となる人や目的によって柔軟に変える必要があること
 4.それぞれの集まりに達成感や充実感が求められること
 5.住民参加の進め方自体に透明性があること

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 ワークショップの七つ道具

 ワークショップの中で使用すると便利な、文字どおりモノとしての道具をいくつか紹介しましょう。

<引用させていただいた文献>
・参加のデザイン道具箱:世田谷まちづくりセンター、1993.8

 ・8色マーカー
 ・罫線入り模造紙
 ・ポストイット
 ・名札
 ・参加者名簿
 ・スケジュール表
 ・その他よく使われる文房具

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 参考図書

 ワークショップを行う上で参考なる、もしくはなりそうな図書の一覧です。これ以外にも、ワークショップに関する文献は世の中にはたくさんありますので、適宜お探しください。

 参考図書はこちらへ

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